「大人と子供の違いとは?」
この問いをされた時、皆さんはどんな答えを出しますか?

たぶん様々な答えが出ることでしょう。
けれど、この回答の正解はないはずです・・・

何故なら、それは人それぞれが決める「大人像」=「人生像」という価値観だと思うからです。

個人的見解とし、私の答えは
「相手の存在を考え、考慮すること(相手の立場に立って)が出来る人」
または
「自分が行ったルールは、自分も行われるルールになる(ハンムラビ法典、目には目を 歯には歯を)」
ということを理解している人が大人と回答します。

現代の日本国の法律では、20歳という年齢に達したら「成人」となりますが、時代が変わって奈良時代以降では「元服」という風習があり、12〜16歳の子供が子供の髪型から改め、大人の髪を結い、冠親により冠をつける風習がありました。
要は、一昔前であれば、12〜16歳で大人とみなされていたということです。

学生時代は、大学生を見て
「すごく大人だな〜何でも知っているんだろうな」と思っていましたが、実際、自分自身が大学生になって見ると、ほぼ全ての事が分からない状態でした。
社会人になっても同じで、40歳近くの先輩を見て、
「何でも知っているんだろうな・・・」と感じていましたが、実際自身が40歳になってもまだまだ何も知りません。

こんな感じで、60歳になっても同じかも知れません・・・
どうすれば、大人になれるのか?!
もしかしたら、この問いに向き合っていくことが、真の大人への方法かも知れません。

容姿ばかり歳老いた、成人にならぬよう心がけていこうと思います。

最後に、皆さんは「今の自分」の姿を10年前に想像していましたか?
過去は変えられませんが、未来は、”今”の連続で成り立っています。