日本の文化である「酉の市」

 

 

酉の市は、11月の酉の日(十二支)に、浅草の酉の寺をはじめ関東各地で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭りだそうです。

江戸時代から続く年中行事で、

「春を待つ 事のはじめや 酉の市」と芭蕉の弟子其角が詠んだように、正月を迎える最初の祭りとされていました。

縁起物ですので、毎年弊社の管理者、パートナー(社員)と共に商売繁盛を祈念して参拝に行きました。

 

 

 

 

【熊手の由来】

・ わしの爪の鷲づかみ

鷲が獲物をしっかりと捕らえることになぞらえて、運を鷲づかみすると言われるように、鷲の4本ツメのうち3本を熊手の手に、1本を柄とした3本ツメの熊手が後に5本ツメになり、「運をかっこむ」熊手守りになったと言われていたそうです。

 

・戦勝を祈願した軍扇

戦場に赴く武将が神仏に戦勝祈願のために奉納した軍扇が、勝って戻るとが熊手のように反り返った骨だけになっていたこと—–この故事にあやかって「開運を招く」熊手守りになったとされているそうです。

 

・実用の農具から縁起物へ

酉の市の始まりは江戸近在の花又村の収穫祭と言われ、その日は鎮守である鷲大明神に市がたち、農具や農産物を売る露店が立ちました。その中に、大きな唐の芋「頭の芋」、粟で作った黄金色の「黄金餅」とともに、落ち葉などを「掃き込む、かき込む熊手」がありました。江戸市中からの参拝者が増えるに従って、実用的な熊手から江戸っ子が好む洒落がきいた縁起熊手へと変化していったと伝えられます。

明和8年(1771)頃から盛んになった浅草長國寺の酉の市では、花又で商われる熊手よりずっと大きく華やかな縁起熊手が出現し、後にはかんざし熊手など多種多様の熊手が人気となったそうです。

 

 

古来からある日本の風習には何か意味があるのだと思い、大切にしていきたいです。

先日発刊された「民間 開発ニュース」に弊社の墨田区開発情報が掲載されました。

 

地域社会はじめ、より良い住環境構築を目指し事業着工を行っていきます。

少しでも業界の慣習を良い意味で壊せる商品設計を目指します!!

 

 

民間開発新聞記事

先日、「安廣杯」という空手の大会に当社は協賛させていただきました。

 

 

本大会の賛助として、

「ガッツ賞」なる賞を選定する役割を担わせていただき、小学校1年生から2年生までの子供達の中で一番頑張った人を表彰する大役を担いました。

 

 

 

私も若い頃は、キックボクシングという競技を行っていた経験があるので

「リングに上がり戦うことの恐怖心」

は嫌というほど味わっています。

そのため6歳7歳児で、この恐怖心に克ち、試合出場していることがどんなに凄い勇気なのか痛感します。

また、試合出場者した全選手は、全員「ガッツ賞」の該当者であると伝えさせていただきました。

 

その上で、開催主催者から1名の選任を任命されたので苦渋の決断でしたが、S君という1回戦で負けてしまった選手を選出しました。

 

なぜこの子を選出したかというと、勝負の世界なので勝ち負けという残酷な結論は出てしまいましたが、この子は、戦いを最後の最後まで諦めず行い、結果が伴わなかったとしても空手の所作である「挨拶」をしっかりと行うことができる小学校1年生だったからです。

 

 

特別賞として表彰が終わった後、ご両親から特別賞を贈呈させていただいたことに対し、わざわざお礼をいただきました。

やっぱり、この親にしてこの子ありですね。

 

他にも開催主催である安廣さんが子供たちに対し意見を求めるシーンがありました。

 

 

大人の世界でも、皆の前で意見を述べることが困難ですが、子供たちはマイク片手に自分の意見をしっかりと述べることができ、大人顔負けの意志を持っているなと感銘を受けました。

私自身もそうですが、「仕事」に向き合う姿勢や物事に向き合う姿勢、子供達から学ぶことは大いにあります。

今後とも子供達に誇ることができる、そんな大人目指して生きていきます。

 

 

 

 

 

先日、2023年10月29日(日曜)

神奈川県鎌倉市にある、円覚寺の「洪鐘祭」(おおがねまつり)を拝見させてもらいに行きました。

この祭礼は、60年に1度行われる祭礼で、人生のうちで多ければ2度、普通で1度しか参加することができない祭礼となります。

そんな貴重な祭礼の由来とは、「洪鐘(おおがね)」は、九代執権北条貞時が七日七夜江の島弁財天に参籠して鋳造が成功したというものだそうです。

また、貞時は、洪鐘鋳造の成功に感謝し円覚寺に弁天堂を建立し、江の島で弘法大師が刻んだと伝えられる弁財天を円覚寺の鎮守として祀ったのだとも言われております。

そのため、江の島の弁財天と円覚寺の弁財天は夫婦弁天と呼ばれ、61年目ごと(60年に一度)に行われる「洪鐘祭」(おおがねまつり)で出会うことになっているそうです。

 

洪鐘祭の祭礼行列には、、面掛行列も加わっていました。

 

 

神輿も担がれ賑やかな祭礼でした。

 

 

皆さんの実家や地元でもこのような祭礼や伝統が根付いていると思います。

職場が渋谷ですと、10月31日は「ハロウィン」という異国の文化の伝統を祝う習慣が芽生えていますが、今一度、日本人として自国の文化を噛み締めた上で、他国の文化を協調したいと思いました。

ハロウィンを否定している訳ではないですが、日本にもかけがえのない文化がまだまだ根付いています。

古来から受け継がれている日本の文化を後世に引き継がなければと考えます。